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習慣化によって感じる2つの効果(続・社会人こそ“習慣”が大事の話)

2022-10-07

習慣化によって感じる2つの効果(続・社会人こそ“習慣”が大事の話)

続・今年に入って継続している習慣

今年の5/13に、「社会人こそ“習慣”が大事」(https://mavispartners.co.jp/column/107_ywatanabe/)というコラムを投稿した。ありがたいことに、継続出来ていてすごいですね、といった反応をいただくこともあった。人からそういわれると、より継続するモチベーションが上がるもので、走る距離が伸びたり回数が増えたり、休日に時間があれば走るだけでなく、さらに泳ぐことも増えた。忙しくて走る時間が取れないと、気持ち悪いと感じるようになり、別の日に多めに走ることもあるし、朝少しでも時間を取って走ることもある。『本当に習慣になれば歯磨きと同じで毎日するのが当たり前でしないと寝られなくなる』とどこかで聞いたことがあるが、身をもって感じている。そんなこんなでなんとか、9ヵ月続いており、今年もあと3ヵ月なので1年間続けられそうだ。

続・習慣を継続することで実感した効果

さて、9ヵ月継続的に走ったり泳いだりし続けると5ヵ月続けた時とは感じる効果が変わってきた。正確に言うと「結果が目に見えるようになってきた」というのだろうか。5月のコラムでは、「仕事に対する集中力が上がった」とか「自己肯定感が上がった」、「自分以外の人に割く時間が増えた」といった、主観的かつ定性的な効果を感じていた。もちろん、今でも同じような効果は感じているのだが、それに加えて今では、「1km当たりの平均タイムが短くなった」とか、「筋力が上がった」とか「体形が変化してきた」といった客観的かつ定量的な“目に見える“効果も現れてきた。7月ごろにトライアスロンの大会に出たのだが、実際に成績も良くなった。学生時代の勉強やスポーツと同じで、結果が数字に表れるとモチベーションは上がるものだ。目に見える効果が表れると習慣を継続することにより前向きになり、走る時間を割くために生活にメリハリが生まれてより仕事への集中力が上がる(主観的に感じる効果も増す)、さらにタイムが縮まる・・・といった良いサイクルが生まれているように感じる。

主観的な効果と客観的な効果どちらも大事

さて、前回のコラムで、企業文化も“習慣の積み重ね”で形成されているはずなので、M&A後の組織統合、あるいは会社の風土改革の一つのアプローチとして何かしら“習慣”を作ってみるのは良いのかもしれないと述べた。今回のコラムでそれに付け加えるとするならば、“習慣”を定着させるには客観的な効果を見えるようにするのはもちろんのこと、客観的な効果が現れるまで時間がかかる前提で“主観的な効果”も大事にする必要があると感じる。
一つ例を挙げよう。ある会社で、市場の動向やライバル会社の動向などに対して社員がアンテナ高く、常に最新の情報を自ら取ってくるような“自発的な風土”を醸成したいと考えたとする。そのために、「週に1回何かしら業界の最新情報をシェアする」ことを社員定例会の中で実施することを習慣化させようとした、という例を考えてみる。もちろん、一度情報をシェアしても営業成績などの目に見える結果にすぐに結び付くわけはなく、「やれ」と言っただけでは形骸化してしまいかねない。形骸化させないためには、「社内外で話題に困ることがなくなった」とか「ニュースを深く理解できるようになった」とか、単純に「他の社員にシェアした記事が良かったと褒められた」とか、何かしら定性的かつ主観的な効果を実感してもらい、社員に“気持ちよく”なってもらわなければならない。そのためには、部下が効果を実感するような問いかけを上司としてすべきかもしれない。そうして、継続することに前向きになってもらいつつ、早めに定量的な効果を出して“意味がある”と思ってもらうような仕組みも重要で、この両輪を回すことが風土改革には重要そうだ。
まとめると、“習慣作り”をアプローチにして新たな企業文化形成を行うならば、主観的な効果を気づかせる問いかけと、客観的な効果を早く発現させるための工夫が重要なのかもしれない。

MAVIS PARTNERS マネージャー 渡邊悠太

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