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程よいプレッシャーが生む充実

2023-10-06

程よいプレッシャーが生む充実

安定した生活・充実した生活

皆さまは、「安定した生活」といったときに、何を思い浮かべるだろうか?毎月一定の収入がありそれに見合った生活ができていて自分と自分の周囲の人がそれなりに幸せである生活、というのが一般的な回答だろうか。ほかにも、資産が潤沢であり老後の心配ない生活、周りと比較して劣っていない水準を保てている生活、など考えてみると、人それぞれあるものと思う。
他方、「充実した生活」といったときはどうか。やりがいのある仕事と家族・友達に囲まれて、趣味にも時間を割くことのできる生活など、もう少しプラスの表現が加わるだろうか。
言葉を辞書で調べると、「安定」は「物事が落ち着いていて、激しい変動のないこと」であり、「充実」は「必要なものが十分に備わること。中身がいっぱいに満ちていること」である。
自分が「安定した生活」を送っているのか、「充実をした生活」を送っているのか、日常的に考えて生活している人は少ないだろうが、どちらに重きを置きたいか、というのは皆さまのも何となくイメージがあり、それぞれの価値観によって意見が分かれるはずだ。(安定・充実どちらもしたい!している!という方ももちろんいるだろう。)

思わぬ気づき

私は公務員からMAVISに転職したのだが、転職してから、「変わってるね」という言葉をよくもらうようになった(褒められてはいない…?笑)。転職者の面接を担当する中でも、応募者から不思議がられることもある。
良くも悪くも、それまで言われてこなかっただけに、自分自身について新たな発見だったのだが、転職にあたり自分自身の内面に大きな変化があったとも思っていない。もともと、私は安定志向であったし、いかにも「充実してます!」というようなパリピには、昔も今もちょっとばかり敬遠してしまう。私の思う「安定した生活」は一般観念とズレているのか…、と思っていたのだが、実は、自分は自身で思ったよりも「充実した生活」を求めていただけなのかと、最近になって気がついた。
公務員は大変なときはあれども、確かに絵に書いたような「安定した生活」であったし、もっと成り上がりたい!みたいな欲は元々持ち合わせていなかったので、振り返ってみると生活に大きな不満はなかったのだが、何が足りなかったかといえば、程よい(=つぶれない程度の)プレッシャーだったのでは、と思う。
公務員時代は自分の能力に見合っている・いないに関わらず、役職ばかり大きくなっていくことに加え、上からの押しつけ仕事も多く、それはそれでプレッシャーだったのだが、その対処の方法が役職と能力が見合っているように見繕うことだった思う(もちろん、見合うような努力はしたつもりだが…)。この自身に与えられるプレッシャーと、それを乗り越える必要性の何ともマッチしていない“感“がずっと歯がゆく、安定はしていたけれど、充実は少なくとも仕事の面ではできていなかったように思う。

環境に甘えることなく

とはいっても、転職したからといって、「充実な生活」が送れるようになるわけではない。中には、転職をしたことで残業がなくなり理想のワークライフバランスで生活ができるようになった、等環境を変えただけで充実できた、という方もいるはずだが、少なくともMAVISでは、確実に入社してからの方が大変だったし、仕事に割く時間も圧倒的に多くなった。
ただ、MAVISでは自分の能力に応じた役職と、少し先の役職の仕事を与えてもらっていることで、常日頃から、程よいプレッシャーを抱えて仕事に臨めている。それらをきちんと成し遂げられたと自分で感じたとき、「頑張ってたね」と言ってもらえたときに、達成感・次のステップも頑張ろうという前向きな充実感が得られることができていて、大変な仕事でもこうも違うものかと驚いている。
もちろん、生活面でもっと時間がほしいと思うこともあるが笑、それも今後の自分の努力・工夫でいかようにも変えられる、そんな自由と責任が裏表となっているMAVISで今後も、環境に甘えることなく、少し背伸びをしてチャレンジしていくことを続けていきたい。

MAVIS PARTNERS アナリスト 神尾唯

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