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ワインとコンサルの共通点

2023-07-07

ワインとコンサルの共通点

ワインスクール

MAVISでは、毎月月末の金曜日に社内の懇親会を行っている。先月の懇親会は、ちょうど4期目を無事に終えたということを祝し、少し豪華に、ワインスクールにみんなで足を運んだ。
私は、まだ身の回りにワインに精通する人もおらず、フレンチやイタリアンに行った際にハウスワインをかじる程度だったので、ワインに対しては全くの素人であったが、基礎中の基礎編としてワインの作り方やワインの種類の違いなどを分かりやすく教えていただき、とても楽しかった。
今後、様々な方と関わる中で、ワイン好きの方もいらっしゃると思うので、せめて、何を話しているかくらいは分かるように、自身でも少しずつでも勉強していきたいと思っている。
ワインスクールの中では、上記の通り、専門知識についても教えていただいたが、それだけではなく、初心者向けに、ワインを楽しむために心がけること・マナーについても、併せてご教示いただいた。

ワインの楽しみ方

ワインスクールで教えていただいたのは、ワインは、その環境によって、感じる味も変わるということ。たしかに、親戚の集まりの際にお祝いでワインを開けたり、奮発して高級レストランに友人と行ってみたりしたときには、これまで飲んだことがあるワインでも、一層美味しく感じたものである。
また、ワインは一人で飲むものではなく、会話を弾ませるツールの1つとして活用するというのが大事ということもご教示いただいた。ワインを嗜むときには、「このワイン、とても美味しい!」というのではなく、「このワイン、美味しい“ね”!」と、共感を促す“ね”という1文字を足すことがとても大事だという話を伺った。また、口に合わないものであっても、「これは苦手です」と断言したり、嘘をついて「美味しいです」と言ったりするのではなく、「こういった味もあるのですね!初めて飲みました。」等、感想の言い回しを工夫するということも、ワインをみんなで楽しむ上で大事なポイントであるそうだ。
こうした、環境やそのときどきの言い回しは、仕事をする上でも大事なポイントであり、自身が工夫できるものだな、と思ったので、今回はこのコラムを書かせていただいている。

環境と言い回し

コロナ以降、人との直接的な接点が減った中では、ちょっとした雑談で話を進めたり、飲みニケーションが減ったりなど、仕事のやり方が変わった方も多いと思う。私自身はリモート推奨派(沖縄在住で、普段はリモートで勤務している)なので、自分が一番集中できる環境で仕事をするのが良いと考えている人間であるものの、やはり、対面の会議だとリモートではない積極的な議論が生まれたり、リモートで対峙していた人が実はとても柔和な人であることが分かったりと様々な良い点もあると思っている。一長一短なので、どちらが良いという話ではなく、その時々で環境を選んでいく、というのはワイン同様、双方のやり方の効果を高めていく上では非常に重要なことなのだろうと思う。
言い回しも同様だ。特に私はこちらに気を付けようと思っているのだが、資料上の言葉遣いや、会議の中での発言では、その言い回しによっては相手に誤解を与えてしまうこともある。MAVISは、特に、クライアントと議論しながらプロジェクトを進めていくスタイルなので、言い回しには気を付けなければならない場面も多い。これは、クライアントに忖度しているということではなく、互いが言いたいことをきちんと理解し、建設的な議論を進めていくために、意見を尊重し、共感していくことがまずは大切であるということである。
上記、ワインでいう“ね”のように1文字変えるだけでも大きく印象を変えることができることを心に留め、細かな言い回しにまで気を遣っていけるコンサルタントになっていきたい。

MAVIS PARTNERS アナリスト 神尾唯

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