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傾聴と発信を鍛える

2023-02-24

傾聴と発信を鍛える

再現性の壁

MAVISでインターンをはじめてかれこれ2年4カ月が経過した。はじめは言われたことを言われた通りにやることもやっとだったが、社員の方々や先輩インターンからの支えもあり、現在まで、充実感を持って働き続けることができている。
長期でインターンをしていて強く感じているのは、再現性高く質の良いアウトプットを出し続けることの難しさだ。良い日もあれば悪い日もありますというようにモチベーションに左右されてはダメで、コンスタントに一定の質以上の成果物を出すことのハードルの高さを日々痛感している。再現性高く質の良いアウトプットを出すことができれば信頼を獲得することにつながり、よりレベルの高いタスクを任せてもらうことができる。それをクリアし続けることでさらに信頼を獲得することができ、次の仕事につながるというような好循環サイクルがうまれる。このサイクルの起点となるのが“再現性高く”の部分のように思う。この2年数カ月でだいぶマシにはなってきていると思うがまだまだ改善の余地が多い点だ。振り返りをする際に最も参考にしているのが、毎日の業務のやりとりの中でなされているフィードバックだ。前にこんなこと言われたことあったなとSlackで検索をかけて遡ったり、汎用性が高そうな内容は自分のチャンネルにメモで残したりするなどして何度も目を通している。

違うことを違うと指摘してもらえる有難さ

MAVISでインターンをしていると厳しい指摘を受けることも多々ある。いまでこそ慣れつつあるが、入社したての頃はその内容に一喜一憂していた。社員の方々から受けるフィードバックはどれもファクトベースで、提出した成果物や自身の言動に対してのみ指摘をされる。そのため、フィードバックの内容に理不尽なことがない。的確で痛いところをつかれてしまったな、思い当たる節があるなという内容なので、悔しくても納得せざるを得ないのである。
あまりにも微妙な出来のものを出してしまった時には鋭い文面が飛んできたこともあるが、働き始めて1年が経つころからこのフィードバックに有難みを感じるようになった。心情の変化は他社のインターンに参加したことがきっかけだ。1人で考えても埒が明かない状況になってしまった際に、きつめのアドバイスをお願いしますと打診したがそこでは当たり障りのない回答ばかりをもらった。この時にふとMAVISでのインターン生活が頭にうかび、普段の環境がいかに恵まれていたかを実感した。そして、それ以来、何も言われない状況が一番酷なのではないかと思い始めるようになった。もちろん、非の打ち所がなければそれでいいのかもしれないが、1回のターンでアウトプットがすんなり通ることはなかなかない。だからこそ、改善するべき点がある状態なのに何も指摘されなくなったときが最も危機的状況のように感じる。

だからといって意見をもらってばかりではいけない

業務ではインターナルというかたちで社員の方々やインターンとディスカッションをする機会がほぼ毎日ある。インターナルは初対面の人がいるわけではなく、同じプロジェクトにアサインしている方と話すことが大半だ。それでもはじめの頃は目上の方々や先輩に自分の考えを端的に伝えることに苦労していた。今でもたまに的外れなことを言ってしまう時があるが、それを恐れて何も意見しないマインドセットは完全に消失している。むしろ、何も言わずに空気のような存在になることの方が嫌になっている。
常に反対意見を言うことが良くないことは言わずもがなで、自分も同じ意見なら賛同の意を示すべきだとは思う。ただ、「はい、そうです」や「同じです」以外の何かを伝えるべきだと感じる。結論は他の人と同じでも何故、その意見が良いと思ったのか、同意は同意でも根拠が違う場合もあるだろうし、何よりも他者がいる場で自分の言葉で意思表示をすることに意義があると思っている。
考えを伝え、考えを聞き、話し合いを重ねることで自分だけではたどり着けなかった見解を導けることが対話のおもしろさであり、この醍醐味を噛みしめながら働けたらいいなと思う。

MAVIS PARTNERS リサーチャー トテジェニファー麻綾

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