4.プリンシパル

印刷

MAVIS第4期目スタートに寄せて

2022-07-08

MAVIS第4期目スタートに寄せて

起業3年後の生存率50%は高い?

2019年7月8日創業の弊社MAVISは3期目が終わり、7月から4期目突入、ちょうど本日7月8日で3歳になりました!統計的には、起業3年後の生存率は50%と言われているらしいですが、幸いにも、良い方の50%に入れたようです。しかも、それなりに悪くない財務状況で3期目をゴールしました。それに対して、うちの会社はすごいとか、単にラッキーだったとか思っているわけではなく、実は、「確かにそれぐらいの確率だろうなぁ」と冷静に見ています。
昔から明確に独立を見据えてしっかり準備してきた、というタイプではないですが、これぐらいの時期に独立したいなという目安はあったので、会社経営のために必要なことは、これまで在籍した企業で、敢えて経験させてもらったようには思っています。セールス、マーケティング、採用・育成、PL管理、組織運営などなど。そして、そのときそのときで、これが最善だっていうことをやってきたつもりなのですが、失敗もそれなりにしてきました。そのたびに上手くいかんなぁと思っていました。
でも、もし仮に、そういった事前経験もないまま独立して、自分が最善だと思う方法を全て採って、失敗を重ね続けていたら、4期目なんて到底迎えられなかっただろうと思うわけです。今思い返しても苦い失敗群があったからこそ、致命的な意思決定ミスもなく、やってこられたのかなと感じています。これまでの経験に感謝。

意思決定のポイント3つ

意思決定には、いくつか重要なことがあるような気がします。少なくとも私にとっては。
1つ目に、必要なときに必要な意思決定をするということ。無闇に先のことを考えて決めようとしても、こんな不確実性高い世の中ですから、そのとき最善と思ったことが、明日には違うこともあり得るわけです。じゃあ、差し迫って必要なときまで、判断は置いておく、泳がしておくというのがポイントかなと。とはいえ、時機を逃すのは本末転倒なので、ギリギリまで球を引き寄せてからでも振り切れるぐらいの“スウィングスピード”を持っておくための「心構えと鍛錬」は必要です。
2つ目に、意思決定を間違えたときのダメージを見積もっておくこと。これが出来ないと、大胆な判断もできなくなるので、この見積もりは重要かと思います。金銭面もそうですが、今YES(或いはNO)と言ったときに、最悪何が生じるかというのをしっかりシミュレーションしておくこと。なお、シミュレーションは数日に分けてした方がいいというのも自分の中でのコツです。翌日考えたら、もっと悲惨な事象を思いつくかもしれないので…。実際、こうやって判断して、3期目では、残念ながらどうしても意見の合わなかったクライアントと契約を途中で打ち切らせていただきました。これまでコンサル人生で契約打ち切りをしたことがなかったので、1週間ぐらい悩みましたが、契約打ち切りをして、双方にとって良かったなと今でも思っています。
3つ目に、意思決定時は敢えて複数オプションを比べること。1オプションに関して、YesかNoかを考え続けると、(私の場合は)だんだん考えるのが面倒になり、Yesにしたくなって、合理的な理由を勝手に考え始めてしまうので、別オプションと必ず比べることが大事だと分かりました。複数オプションみることで、事の本質が見えてくるというか、構造が見えてくるので、何か決めるときには必須のアプローチだなと思います。

MAVIS経営の考え方

会社代表としての責務は、究極のところ、意思決定を外さず、会社を潰さないこと(と思っています)。会社を駄目にすることはすぐできますが、良くすることは一足飛びにいかない。だからこそ、重要な意思決定は間違えられない。今のMAVISの形態や指針に関しても、意思決定の結果です。例えば、規模追求しないと決めていることもその1つ。規模が小さいからこそ、1人1人が責任を持ち強くなれるはず、そんな想いを込めています。ちなみに、うちの顧問曰く、「少数精鋭」の本質は、“少数の精鋭”という意味ではなく、“少数が精鋭”をつくるという意味だそうです。なるほど、まさにMAVISが目指す社内関係性だなと思いました。
今後、会社が続いていけばいくほど、多くの意思決定をしていくことになるしょう。そのたびにたくさん考えることになるでしょうけれども、ここだけは外してはいけないという意思決定を見極め、慎重かつ冷静に判断していかねばと思っています。そもそも、コンサル会社の経営でホームランなんて感覚は私には無いのですが、あくまで地道な事業成長と組織成長をベースに、会社の方向性としては、常に至極真っ当な道を歩むような意思決定をしていこうと考えています。
皆さま、4期目のMAVISもよろしくお願いします!

MAVIS PARTNERS プリンシパル 田中大貴

Contact

お気軽にお問い合わせください

お問い合わせフォーム