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万能チートスキル「ストレス耐性EX」を手に入れてストレス現代社会を無双?

2025-08-22

万能チートスキル「ストレス耐性EX」を手に入れてストレス現代社会を無双?


今回のコラムでは、最近の流行りアニメっぽいタイトルにしてみた。もしかするとアレルギー反応が出る方もいるかもしれないが、クリストファー・ノーラン作品からライトノベル系アニメ作品までNetflixのあらゆる動画コンテンツを消費してきた私にとってはなんのことはない。

仕事で活躍する上で何が大事か?

さて、採用面接を担当していると、「仕事で活躍する上で何が大事か?」と質問をいただくことがあるが、最近は「ストレス耐性」と回答している。
「ロジカルシンキング」や「ドラッカーの丸暗記」といった回答の方がストレートで参考になるかもしれないが、ロジカルシンキングがあまり役に立たない場面はあるだろうし、経営理論も特定の状況下で参考になるくらいで必ずしも万能ではないだろう。
これらは基礎スキルかもしれないが、更に低レイヤーのベーススキル(もしくは資質)として「ストレス耐性」があると言いたいのである。

ストレス耐性は万能チートスキル

ストレス耐性はどんな時でも役に立つはずだ。
考えてみていただきたい。コラム読者の皆さんのように「常に挑戦を続けるビジネスマン」であれば、仕事でも普段からストレッチした目標を掲げることが多いはず。自己成長のためには能力不足でも高い目標にチャレンジする必要がある。しかし、ストレッチした目標を達成するには大きなストレスがかかる。ストレス耐性が低ければ、諦めてしまったり、ついていけなくなることもある。
もしも、多少のストレッチした目標くらいではストレスを感じない、そんなストレス耐性があれば、高い負荷の中でも継続的に自己成長が望める。もし競争環境にいるのであれば、より負荷の大きい環境に身を投じ、競争相手より成長スピードを早められるかもしれない。
つまり、ストレス耐性は成長機会を引き寄せ、中長期的な自己成長にポジティブな影響を与え得るという考えである。

ストレス耐性を過信してはいけない

ストレス耐性は高い方が良いが、ストレス耐性の限界は誰しも存在することは注意が必要である。
許容を超えるストレスが人に与える悪影響は甚大で、場合によっては後遺症と一生付き合っていく必要性が生じうる。
まさにアスリートのケガ・故障と同じである。ビジネスマンはアスリートと同じように、負荷を適切なレベルにコントロールした上で、パフォーマンスを維持することが望ましい。(それができれば誰も苦労しないかもしれないが)
私の経験上、最後の砦となるのは温かい食事と十分な睡眠である。これが確保できれば生物としての限界を回避できる。

ストレス耐性を高める方法とは?

アスリートがケガに強い身体作りをするのと同様に、ビジネスマンもストレスの許容量をトレーニングによって拡張できるはずだ。
最近「あおざくら 防衛大学校物語」という漫画を読んだ。実家の経済的な理由から防衛大に進学した学生が学生生活の中でリーダーシップを学び自衛隊幹部候補生を目指すストーリーである。(*防衛大は学費がいらず、公務員として給与を受け取りながら授業を受けることができる)
その中で、「戦場や災害現場で想定される理不尽な環境でも必要なパフォーマンスが出せるよう、日ごろから理不尽な環境に慣れておく必要がある。そのため、上級生から下級生へ負荷をかけた指導を行う。」というシーンがあった。
実際のところ、最近は防衛大に限らず世界中の士官学校でそういったパワハラ色の強い指導が見直されているようだが、これも「ストレス耐性を高める方法」への一つの答えではあると思う。

要するに安全な環境の中で少しずつ慣れさせて有事に向けてストレス耐性を高めておけば、いざという時にパフォーマンスを維持できるということである。例えば、普段から自分なりに高負荷で仕事をしておくのも有効かもしれない。

そういえば、私が大学時代に4年間在籍した伝統ある男子寮は、入寮後短期間ではあるものの、ありがたくも厳しい指導をいただく環境であった。入寮初月に退寮してしまう学生がいた点は防衛大と同様である。今思えば、あれは後輩のストレス耐性を高めるために、先輩方は涙をのみ心を鬼にして指導に当たってくれていたのかもしれない。

MAVIS PARTNERS アソシエイト 松村寿明

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