M&A振り返りとM&Aプロセス策定


M&Aプロセスとは?

狭義では、エグゼキューションに係る工程だけを意味することもあるが、弊社では、経営戦略からのM&A戦略立案、ディール、PMI以降と、「M&A戦略が立案され、M&A戦略が実現されるまでの工程」を、M&Aプロセスと定義している。

M&Aプロセス策定の目的①適切なプロセス実行によるM&A戦略の質向上

この場合、M&Aプロセスが充たすべき要件は、M&A戦略の具体化と、その実現性の検証がなされていないとSPA締結まで進めないゲートがプロセス上に設けられていること、買収後の統合活動・シナジーの実現まで見据えたプロセスであること。

M&Aプロセス策定の目的②属人性の排除によるノウハウの組織知化

この場合、M&Aプロセスが充たすべき要件は、各プロセスにおいて、“誰が”・“いつ”・“何を”やるかが明記され、誰が見てもわかるようになっていること、過去M&A案件の担当者の経験から得られた教訓やノウハウが反映されていること。

M&Aプロセス策定の目的③持続的な改善によるM&A力のブラッシュアップ

この場合、M&Aプロセスが充たすべき要件は、M&A検討/実施後に、各プロセスで実施したことを振り返れるよう、意思決定内容を明文化すること、M&Aプロセスややり方などをM&A検討/実施後に振り返り、改善する仕組み自体がプロセスとして組み込まれていること。

M&Aプロセスに関する弊社サービス内容

・M&Aレビューの観点と論点の整理
・過去M&Aにおける問題仮説の構築
・過去M&Aにおける関係者インタビューによる事情把握
・原因構造化とキーラーニングの抽出
・M&Aプロセスのブラッシュアップ / 実務ツールの作成