- M&A戦略 MAVIS PARTNERS株式会社 - https://mavispartners.co.jp -

MAVISで働くことに関心を持ってくれた人へ

M&A戦略_会社説明

これまでも、コラムを通して会社について書いてきましたが、時間が経っているのと、情報も散らばっているので、改めて、MAVISという会社について書いておこうと思います。

規模拡大する気はない

コンサルティング会社として、クライアントの要望をしっかり叶えるには一定の規模は必要だと思いますが、それよりも大きくする気はないです。現状の、クライアントからのご依頼や、新しい企業からの相談数ベースで考えると、最大でも20名ぐらいで十分。それより増やすと、食い扶持を稼ぐための行動として営業に時間をかける必要が出てきてしまいます。それに、私も、全案件を見きれなくなるので、MAVISらしいコンサルティングが薄まってしまうでしょう。理想のコンサルティングを実現するための、MAVIS設立だったのに、それは本末転倒になるので、やはり規模拡大はMAVISの方針にはなり得ないです。

先鋭化とパートナー化はしていきたい

一方、「M&A関連で困ったら、MAVISへ」。そう言われる存在にはなりたいと思っています。創立以来、「予約の取れない一軒家レストラン」的なコンサル会社を志向していますが、違う角度で表現するなら、MAVISは大病院ではなく、専門クリニック型の病院を志向しています。「XX疾患なら、XX病院」と巷で言われるように、M&A周りのお困り事があったら、すぐにMAVISが想起されるようにはなりたいです。或いは、「とりあえず困った時にはMAVISへ」と言われるようになったら、嬉しいです。「専門がM&Aだとは知っているけど、とりあえず診て欲しくて」と言われたら、これからも快く承るでしょう。

ポストコンサルを既に考えている人には合わない

コンサル経験を足がかりに、起業や事業会社でのキャリアを考えている人にはおそらく合わないと思います。MAVISにブランド力はないので、MAVISでコンサルをやったからといって、他社で評価されることはないでしょう。コンサルタントとして箔をつけたいということであれば、名前のあるコンサル会社に行った方が遥かに良いです。「Tier1やTier2のコンサル会社に行けないから仕方なく…」という場合もあるかもしれませんが、うちはブランドがないだけで、私の品質に対する要求水準は低くないので、「ブランドもない小さい会社なのに、難しいことばかり要求される。このまま続けても辛いだけだから辞める」という結果になるのが目に見えています。

お金目当てならやめた方がいい

コンサル業界の中では、ベース年収も大手と比較して低くないし、会社の業績と個人の評価によって支給される決算賞与を含めれば、むしろ待遇は良い方だと思います。しかし、だからといって、べらぼうに稼げるわけではないです。営業するわけでもないし、レバレッジもせず自分たちの身一つ(頭一つ?)で仕事をする会社なので、構造的にガンガン稼げるということはないです。お金が目当てなら、金融に行くか、外資で営業の仕事をするか、起業して一発狙った方がいい。それに、コンサルの仕事は時間が掛かるしキリがないです。コスパで考えると、決して良いとは言えないでしょう。だから、この仕事が好きじゃない人には向いていないです。

知的好奇心より他者貢献タイプが続きやすい

「コンサルタントになりたい」と志望動機を語られるとき、「色々なテーマや業界に触れられるから」という自分の知的好奇心を挙げる人もいれば、「とにかく人の役に立つことがしたい」という相手ありきの欲求を挙げる人もいます。私がこれまで見てきた経験から言えば、後者の方がこの仕事は長続きするような気がします。誤解を恐れずに言えば、私自身、あまり知的欲求があるタイプではなく、テーマ自体に面白さを感じることはあまりないです。それより、クライアントがどう困っていて、どうすれば喜んでもらえるかに関心があるし、働く動機になっています。常に相手ありきで、どう貢献できるかしか考えていません。

愚直に自分の成長と向き合える人なら合う

報酬には、金銭的報酬と非金銭的報酬があります。MAVISは、非金銭的報酬のうち、他者に対するフィードバックは厚く行うようにしています。PJ序盤の目標設定、中間評価、最終評価は当然として、会議が終われば必ず振り返りをして、ここ数日の動き方や会議における所作、意見の返し方など、気になったことをフィードバックし合います。もちろん仕事に慣れてない人は、毎回あらゆることを指摘され、気持ちも凹んでしまうことがあるでしょう。それに対して、へこたれず、自己成長の糧にできる人なら合うと思いますが、自分を否定されたように感じて、やる気に転嫁出来ない人は精神的に辛くなるでしょう。

ウェットな雰囲気を求めているならやめた方がいい

スタートアップ等、若い会社でよく見かけますが、社員同士のキャッキャしたイベントはないです。会社はあくまで仕事する場なので、余計なことはしたくないし、社員旅行とか、ホームパーティとか、これからもやることはないと思います。会社は大学サークルでも仲良しクラブでもないので、線引きしないとグダグダになりそうで、私がそういう雰囲気が好きじゃないからです。もちろん、社員同士で勝手に遊んだり、企画して動いたりすることは自由ですが、会社公式行事としてはやりません。MAVISは月1回の懇親会しかありません。最近の新興系コンサルティングファームの中では、だいぶドライかもしれません。それが寂しいなら、合わないでしょう。

結局、コンサルという仕事が好きな人が合う

色々思いつくことを書いてきましたが、“職業コンサル”になりたい人には良い環境だと思います。「今の仕事をステップにして…」とかではなく、純粋にコンサルティングという仕事を続けることを求めていて、日々精進して、より価値の出せるコンサルタントを志向している人ならば、自信を持って薦められる組織です。MAVISでコンサル道を追究するのもいいし、MAVISで鍛えてM&A以外のテーマで専門化して独立するのもいいし、コンサルタントとして生きていこうと考えている人に入ってもらいたいです。決して、やさしい仕事ではないですが、会社の看板関係なく、自分の力一つで成り上がりたい人は、ぜひご応募ください。

MAVIS PARTNERS プリンシパル 田中大貴