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世の中ちゃんとしてる人は意外と少ない

2022-04-08

世の中ちゃんとしてる人は意外と少ない

続・採用活動

以前も書いたが、現在、MAVISは積極採用活動中だ。おかげさまで、創業以来、お仕事の数は増えているので、嬉しい限りだが、そうなると人材が足りない。コンサルティングというビジネスにおいて、案件の数と、コンサルタントの数を適正化するのは、非常に難しい。どちらも、欲しいときにすぐ獲得できるわけではなく、どうしてもリードタイムが掛かってしまうから。
もちろん、財務体力のある大企業であれば、「まずは採用してから考える」ということも可能だろうが、弊社のような小さい会社だと、それは出来ない。採用できても、案件がなければ、ただただ人件費が発生してしまうだけ。そして、案件をいつ獲得できるかなんて、コントロールすることは難儀で、不確実性が高い。そうなると、弊社のような小さいコンサル会社としては、案件獲得活動と、採用活動を、バランス良く、どちらもコケないように進めるしか術がない。
それでも、採用活動は種まきが重要なので、今できる限りのことをやっている。スカウトメールを送信して、面談をして、選考して…。弊社に採用担当がいればよいが、そういう専任はいないので、正社員メンバーが協力してプロジェクトの合間にやるしかない。

それで良いと思ってるの?

そういう状況なので、面談設定しても、連絡もなくドタキャンされてしまうと、せっかく確保したスケジュールが無駄になり、とても悲しい。これまで、前職の会社いくつかでも採用面談をしてきたが、ドタキャンは数えるほどしか(おそらく)無かった。でも、今の会社になってからは、その件数もやけに目立つ。なぜかなぁと思い返しても、採用のやり方を特に変えたわけでもないので、分からない。そういう時代なのか、弊社が名もなき会社なので適当にされている部分があるのか、何なのか。
また、面談しても、弊社のことをほぼ知らない状況の応募者もチラホラ。普通は、面談前に、その会社のHPぐらい見て、おおよその概観を掴んでおくものじゃないかなと思うが、そうでもない人が結構いる。「質問ありますか?」と聞いても、「いえ、大丈夫です」と返されると、何のために面談に来たのか聞きたくなってしまう。
面談後、弊社では課題選考があるが、「課題ぜひやらせてください」と、その場では言っても、期日までに提出されるケースは、半分以下。「間に合いませんでした」、「やっぱり辞退します」という連絡があるなら、まだしも、何も連絡なくフェードアウトしてしまう。
弊社への応募者は、20代半ばから後半のいわゆる若手が多いので、ちょっと心配になってしまう。

ABCの徹底だけでも輝く

なので、面談連絡をしたら、きちんと返事をくれる方、面談では積極的に質問してくれる方、課題を期日までに(質はともかく)提出してくる方、礼儀正しく受け答えがしっかりした方は、それだけで輝いて見えてしまう。1つ1つは社会人として当たり前なことだろうが、それが徹底出来ている若手は意外と少ないように思う。
昔、「ABCだけちゃんとしていれば、なんとかなるよ」と言っている人がいた。ABCというのは、“A当たり前なことを、B馬鹿にせず、Cちゃんとやる”という意味だ。なるほどねぇと思っていたが、仕事ができる・できないの前に、そういう当たり前なことから徹底することが、重要なんだろうなぁと思わされる。
若手に限らなくてもそうだろう。こんな当たり前なこと、なんでやらないの?できないの?という人はいますよね。何かしてもらったら、ありがとうということ。間違えてしまったら、ごめんさないということ。無意識なのか、プライドが邪魔しているのか、或いは、両方なのか。ABCなら、気をつければ誰でも出来るものだから、自分も忘れず意識していきたい。

MAVIS PARTNERS プリンシパル 田中大貴

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